24.09.09
お知らせ
大阪発「サステナブルファッション・プラットフォーム」構築に向けたモデル実証事業にEarth hacksが参画
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社・大阪府及び賛同企業・団体 計11社での共同実証。CO2排出削減量などの環境貢献度をデカボスコアで可視化。
生活者の声をもとに、脱炭素関連商品・サービスや事業の開発を目指す生活者共創型プラットフォームを展開するEarth hacks株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:関根澄人、以下「Earth hacks」)は、エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社(大阪市北区、荒木直也社長、以下 H2O)が中心となり推進する、大阪発「サステナブルファッション・プラットフォーム」構築に向けたモデル実証事業に参画し、本事業によるCO2 排出削減量などの環境貢献度をデカボスコア*により可視化してまいります。
本事業は、このたび、環境省の「令和6年度使用済衣類回収のシステム構築に関するモデル実証事業」に採択されており、大阪府下にて、再資源化を見越した衣類回収に関するモデル実証事業を実施します。また、本事業は、今回の環境省のモデル実証事業を踏まえ、更に賛同企業・市町村を募り、 2025 年 4 月には大阪発「サステナブルファッション・プラットフォーム」の構築を目標としています。
*デカボスコアとは Earth hacks が提供する商品やサービスのCO2 排出削減量の削減率をスコア化した指標です。従来の素材や手法を用いた商品等と比較し、環境に配慮した工夫によって変化するCO2 排出量の削減率を表示します。
【モデル実証事業について】
1. 事業概要
衣類における効率的かつ効果的で持続可能なサーキュラーシステムの構築を目指し、大阪府および賛同企業と協業して、不要となった衣類を回収・選別後、再販やマーケットニーズに合ったリサイクルへとつなげます。
2. 実証事業名称
(1)コンセプト
『水都・大阪』から、流れ続ける水流のごとく、モノの流れも持続可能に。水脈のように多様で変化に富んだ新たなサーキュラーシステムを地域の皆さまと共創していきます。
(2)ロゴマーク
(ロゴマークの意味)
水の循環をイメージし、水の分子構造になぞらえることで、地域の方々が手を取り合い新たに共創する姿を表しています。
■賛同企業・団体の役割(法人格除く 50 音順)
企業名 | 本社、代表者名 | 役割 |
青山商事株式会社 | 広島県福山市、青山 理社長 | 衣類の回収等 |
Earth hacks株式会社 | 東京都渋谷区、関根 澄人社長 | CO2 排出削減量の算定等 |
株式会社エイチ・ツー・オー商業開発 | 大阪市西成区、今井 康博社長 | 衣類の回収等 |
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社 | 大阪市北区、荒木 直也社長 | プロジェクトマネジメント等 (事務局) |
大阪府 | 大阪市中央区、吉村 洋文知事 | 広報および普及・啓発等 |
JR西日本SC開発株式会社 | 大阪市北区、橋本 修男社長 | 衣類の回収等 |
帝人フロンティア株式会社 | 大阪市北区、平田 恭成社長 | 回収した衣類の再資源化、 製造・販売に向けた協働等 |
株式会社阪神阪急百貨店 | 大阪市北区、山口 俊比古社長 | 衣類の回収等 |
阪急阪神不動産株式会社 | 大阪市北区、福井 康樹社長 | 衣類の回収等 |
ファイバーシーディーエム株式会社 | 堺市、西村 信久社長 | 各拠点からの衣類の回収・ 選別およびリユース(再販)等 |
株式会社MILKBOTTLESHAKERS | 大阪市西区、喜多 泰之社長 | プロジェクトマネジメントサポート等 |
(2024 年 9 月 4 日時点)
4. 実証事業の内容
〈事業スキーム〉
アクション①地域の機運醸成を目的に回収拠点を協働展開
アクション②回収・選別を一元化し、効率的な回収からの循環を推進
アクション③リセール(再販)およびマーケットニーズにあったリサイクルの高度化
アクション④環境価値の可視化
Earth hacksはアクション①から④のうち、特に「④環境価値の可視化」において、この取り組みによる CO2 排出削減量などの環境貢献度を Earth hacks が提供する 「デカボスコア」にて可視化します。各アクションについての詳細は特設サイト(URL:https://ohoho-cycle.jp)をご覧ください。
<デカボスコアとは>
デカボスコアとは Earth hacks が提供する商品やサービスのCO2 排出量の削減率をスコア化した指標です。従来の素材や手法を用いた商品等と比較し、環境に配慮した工夫によって変化するCO2 排出量の削減率 を表示します。2022年7月に提供を開始し、2024年8月時点で160以上の企業・ブランドが導入しています。
<共創型プラットフォーム「Earth hacks」について>
「Earth hacks」は、Z世代をはじめとする脱炭素に関心がある方や、まだよく知らないという方にも脱炭素に向けた活動を身近に感じてもらえるよう、自分の生活にも取り入れたいと思えるライフスタイルやエシカルな商品の情報を提供したり、生活者の声をもとに、脱炭素関連商品・サービスや事業の開発を目指す共創型のプラットフォームです。CO2eを従来の製品と比較し、削減率(%)を表示するというユニークなアプローチ「デカボスコア」を企業や団体に提供しています。「Earth hacks」サイト内ではデカボスコアと共に環境価値の高い商品を紹介するなど、企業主体ではなく、Z世代をはじめとした生活者が楽しみながら脱炭素に貢献できる仕組みを提供しています。また、実際のビジネス課題を通じて社会課題の解決を考え、企業と学生が共創するビジネスコンテストプログラム「デカボチャレンジ」も実施し、企業とZ世代の脱炭素社会に資するビジネス共創を促進する取り組みも行っています。他にも、行政・地方自治体に向けソリューションとして「Earth hacks for Local」の提供を開始しています。
□ウェブサイト:https://earthhacks.jp/
□Instagramアカウント:https://www.instagram.com/earthhacks
<代表取締役社長 CEO 関根澄人のプロフィール>
Earth hacks株式会社 代表取締役社長 CEO 関根澄人
2009年東京工業大学院生体システム専攻修了。環境問題を生活者に伝えていくことを仕事にしたいと思い、博報堂に入社。様々な企業のブランディングや商品マーケティング業務を担当。2018年に博報堂従業員組合中央執行委員長を経て、2020年4月から三井物産に3年間出向。2022年にEarth hacksを博報堂と三井物産の共同ビジネスとして立ち上げ、2023年にEarth hacks株式会社を設立。同年5月より現職。国連気候変動枠組み条約COP28、きさらぎ会、経団連をはじめ、国内外にて生活者×脱炭素をテーマに多数講演を行うほか、書籍「答えのない時代の教科書」や日本経済新聞「私見卓見」などでの執筆も行う。経済産業省 『産業競争力強化及び排出削減の実現に向けた 需要創出に資するGX製品市場に関する研究会』の委員として企業や生活者の環境努力をわかりやすく伝えていくルール作りにも参加。またJ-WAVE「offの日、どっちっち」では、MCとして日々の無理なく楽しい脱炭素情報を届けている。